創業から50年以上。河嶋工芸は、もともと木工屋として創業し、現在では、全体の施工管理までを行なう店舗屋へと活動の場を広げながら、組織としての成長を果たしてきました。
店舗づくり・商業施設づくりとしては、もちろん設計も行ないますが、どちらかといえば施工が中心。一般的に施工屋のイメージでは、職人を抱えず、外注の職人さんを活用するのがほとんど。ですが、私たちは施工管理を請け負いながら、河嶋工芸の直営部隊が揃っていることが、大きな強みになっています。
そのため多くの大手クライアント様からは、「施工管理側の中心的存在に河嶋工芸を置くことができれば、納期的にも品質的にも安心して任せられる」。ありがたいことに、そういう嬉しい言葉をたくさん頂戴しています。
設計から携わる時も、様々なパターンでベストな状況を探ります。「設計からお願いされているので、どうしても自分たちが設計する」という頑なな姿勢ではなく、求められる設計デザインや納期を考慮し最適だと判断すれば、付き合いが深く実績のあるデザイン会社に「こういう案件があるんだけれど、どうですか?」と打診。
当然、お客様の了承をいただきながら、コラボレーションで協力してもらうこともありますし、逆に便宜上、付き合い先のデザイン会社とお客様とで直に契約してもらい、「施工元として管理は私たち河嶋工芸がします」というケースもあります。要はケースバイケースでベストな判断を目指し、同時にお客様の意向を汲んでいく姿勢ということです。
河嶋工芸の自社工場で製品化した什器などを、自社職人が現場で設置を行ない、メンテナンスを含め最後までしっかりとお客様に向き合う。この点が、お客様から信頼を得られる要因だと自負しています。
河嶋工芸は基本的に自分たちから営業をかけることはしていません。お客様からのご指名、またご紹介による繋がりから生まれる仕事がほとんどです。言葉だけでアピールするのではなく、仕事の実績でご評価いただけているのは、非常に嬉しいことだと感じています。
施工にあたっては、私たち河嶋工芸が元請けになる場合もありますし、元請け業者さんから協力を依頼される場合もあります。どんなケースでも、お客様にご満足いただける高い品質を実現すべく、信頼できる協力パートナーと共に「一緒に汗をかいて現場と向き合う」ことが、私たちの変わることのない信念です。